活動いろいろ

「ともにつくろうやさしい政治・田中和子の会」
第5回総会と講演会報告(1月27日)


 多くの皆様のご出席をいただき、総会と講演会を終えることができました。
 総会では2006年活動報告、決算報告、2007年度活動計画(案)、予算(案)をご審議いただき、全ての議案のご承認をいただきました。
 区民の目線で区政をすすめ、区民の声を活かす政治を実現するために、今年も皆様とご一緒に前進したいと思います。田中和子へのますますのご支援をお願い申し上げます



講演会「イタリア人特派員が見た今の日本」  (1月27日)

講師:ピオ・デミリアさん

◆先ずは、ピオさんの自己紹介から。
 ピオさんの日本語は驚くほどきれいな標準語、「4ヶ国語が堪能」という自己紹介の中には日本語は入っていないとのこと。「5ヶ国語が堪能」です。
 イタリアの大学で法学部を卒業し、1978年に慶応大学へ留学。このとき、シベリア鉄道と船で横浜に到着。横浜で食堂に入り、日本人が音をたててラーメンを食べているのにびっくり!「音をたてて物が食べられるなんて、なんて自由な国だ!こんな自由なことができる国にづーっと住みたい」と思ったそうです。そのわけは、イタリアではお母さんに「音をたてて食事をしては絶対だめ」ときつく躾けられてきたから。
 5月の日本到着から9月の新学期までの間、北海道から九州まで旅行し、イタリア人と同じように日本人も言葉が通じなくても人情で会話できることを発見、「これなら日本に住める」と直感したこと、専門は刑事訴訟法の容疑者の権利だが弁護士はやめ、マスコミのプロになる国家試験(イタリアにはこんな試験があるのです)をうけ、新聞社に入り、以後マスコミの世界で生きる人になったというのが大まかな自己紹介でした。

◆ ピオさんは、「人情」、「市民の権利」「料理文化」についてイタリアと日本の共通点を興味深く話してくれました。「人情という概念はアメリカ人には通じないが、イタリア人、日本人ともに共通して持ち合わせている。官尊民卑の精神もともにあるが、官が市民の尊敬を受けていないことも同じ。官と民との権威のあり方をよく考えることが必要だが、若者の無関心さを見るにつけ市民の権利、国民の権利はどうなっていくのか不安に思う」と指摘。また、食文化については、「日本もイタリアも独自の料理文化を持っている。どちらも材料は純粋で、ソースは自分でかける。フランス料理はキッチンでかける。これは失礼だ」というのがピオさんの弁。「アメリカには食文化はない。日本もイタリアも食文化を大切にしてほしい」と、食については、とりわけ熱い思いがあるようです。

 続いて様々な質問が場内からだされ、ピオさんは丁寧にお答えくださいました。いくつかをご紹介します。

Q:イタリア人はファシズムの歴史や戦争責任をどう考えているのか。また、従軍慰安婦や南京虐殺はなかったとして日本の歴史教科書で取り上げないところもあるがイタリアの教科書はどうか。
A:1945年に戦争責任は解決したと思っている。ムッソリーニはスイスへ逃げたかったが、イタリア人は自ら国民裁判を行った。イタリア人の問題として自分で解決した。北イタリアはイタリア人が開放した。サリンをエチオピア人に対し使用したことは書かれていない。
 歴史は勝った側が書いている。

Q:イタリア旅行で驚くほどプロフェッショナルな泥棒にあった。日本の治安をどう思うか。
A:犯罪統計の作り方は結果を判断するためでなく、仮定して判断のつく統計にされていないか注意が必要だ。日本の治安はそれほど変わっていないと思う。イタリア人旅行客の友人がカメラをなくした。交番から「これはあなたのでしょう」と連絡があった。カメラは見つかったが、どうしてあの交番は自分の家に宿泊したイタリア人のものとわかったのか???警察の国であることがわかった。アメリカからの圧力でテロ対策に取り組んでいるが、国民が行き過ぎは反応しないとエスカレートする。

Q:日本の女性にエールを。
A:日本でもイタリアでも女性は男より頑張っている。最近テレビの取材をして、日本の男性が男性も育児休業が取れることを知らないのに驚いた。イタリア人女性は結婚し、子どもができても仕事をやめる人はいない。日本の女性も会社を辞めないで育児休暇をとり仕事を続けて欲しい。最近、男女平等問題をあつかったドキュメントをつくった。タイトルは「さよなら、男」



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